RVA レヨンベールアクア熱帯魚図鑑

国内初入荷 世界的珍種 Parosphromenus filamentosus
パロスフロメヌス フィラメントサス タミヤンラヤン ダユ産の産卵! ふ化後の様子!!2000年5月27日撮影

産卵後5日経過している画像 産卵は2000/05/23に行なわれた・・
3日後にふ化している。
ふ化して2日目というところだ・・!! ようやくこのフラメントススの美しさを
表現できた画像になりつつある・・
何度も言うが写真に残す魚で
最高に難しい魚だ・・・
さまざまな作戦を駆使しデジカメで
何とかココまでこぎつけた・・ デジカメの最大の欠点は
ピントが手動で出来ないことにある。
一眼レフという手もあるが、
一度デジカメを使い慣れると
一眼レフには手が伸びない状態である。
ストロボはカメラに純正で付いている物を
光らせスレーブユニットで別角度から2~6発まで光らせる。
ココでは純正1発と外部ストロボ1発で撮影した。
パロスフロメヌス フィラメントススは
鰭の付け根はワインレッドの発色を示し、先は黒で縁取られる。
各鰭のエッジはすべてメタリックなブルーに縁取られ非常に美しい色彩である。 また尾びれが最大の特徴で、
通常リコリスグラミーの多くはラウンドテールが一般的なのではあるが、ランケオレート型であるのが最大の武器である。 当然胸ビレはかなり伸長し
かつメタリックなパウダーブルーの発色が
たまらないものである。 まさにリコリスグループの王者的存在である
産地的に見ても基本的には一般の採集業者が簡単に入れるエリアではなく、まさに出射氏の道無き道を調査していくたゆまない努力の賜物である。
私の知る範囲では国内においては数人のリコリスブリーダーの手に渡ったのみではあるが、1人は2番仔まで取っている模様だ。 しかしこの画像でもわかるように稚魚の数が限りなく少なく一般流通に乗せるにはまだまだ時間が必要と思われる。
今年も採集予定なので是非アナバスファンは系統維持をかってでてもらいたい! リコリスを語るのにフィラメントススを目標にどんどん国内のレベルを押し上げたいものである。
この撮影時点では8匹の稚魚を確認した。
撮影でいじりまくっているので・・・
上手くブラインを食べてくれるレベルまでもってくれれば良いのだが・・・
アナバスの場合泡巣をつくりその中に卵を包むのは皆さんも御存知とは思いますが、
パソスフロメヌスなどのリコリスグラミーは泡巣といっても水面に作るのではなく流木の裏やクリプトコリネなどの水草の葉の裏に泡巣を小さく作るのが特徴でもある。 意外とこの仲間は泡巣を時間をかけて作るわけでもなく、また泡巣を作ってからメスを呼び込み産卵するというより、どちらかというと産卵したくなってから急いで泡巣を作る傾向にある魚だと私は考えている。
人間の正確でも人それぞれではあるが、
トラディッショナル ベタなどは泡巣をしっかり仕上げてそれからメスを迎える傾向にあり、デートする前に男性のほうがリーダーシップを発揮しようとする為にデートポイントなどを入念に計画しどこで食事をしようか?
どこで飲みにいこうか?
どこで休憩しようか?などと考えるタイプで計画的なタイプ。
しっかり者タイプに近いのがバブルベタには多いようだ・・・!
しかしパロスフロメヌスなどのリコリスグラミーは無計画さがにじみ出ている為、産卵時期を管理者が正確に把握しにくい傾向にある。
トいうのも発情したメスが目の前に現れたら一気に泡巣を作りながら交尾しているではありませんか!!
巣を作ってから交尾するのではなく、産卵しながら卵をくわえながら泡巣も作っているのである。
見ていて無計画なやっだな・・!!という印象が強いが、どことなく私に似ていて変に共鳴してしまった・・・
私的には行き当たりばったりタイプなのですが・・・

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